そうてつばすろせん(高速バス)


最盛期には6路線を運行していた相模鉄道の高速バスは、現在全て廃止となっています。

横浜〜徳山(ポセイドン号) (共同運行=防長交通)

1993.10.31 横浜駅西口(相鉄車・横浜発最終日)
1990年12月20日に横浜駅西口〜岩国駅〜徳山駅間の運行を開始しましたが、1993年11月2日に運行を休止、1994年8月に廃止となっています。専用車の塗装は岩国・錦帯橋をイメージしたデザインでした。

大和・横浜〜新潟(サンセット号) (共同運行=新潟交通)

1993年11月2日、ポセイドン号と入れ替わるような形で運行を開始しました。昼夜行の2便運行で、昼行は横浜発着、夜行は大和駅発着・横浜経由となっていました。運行経路は
(大和駅〜)横浜駅西口〜(関越道・北陸道)〜三条・燕〜巻・潟東〜鳥原〜新潟市内(県庁東〜市役所前〜古町)〜新潟駅〜万代シティバスセンター でした。
1997年9月1日に廃止になっています。

横浜〜大阪(ブルーライト号) (共同運行=近鉄バス・運行距離=往561.9km、復543.7km)

1989.7 横浜駅西口(相鉄車)
1989年3月23日に運行を開始した、相鉄最初の高速バス路線です。共同運行会社は1999.10より近畿日本鉄道のバス部門分社により近鉄バスに移管されています。
当初の運行経路は
横浜駅西口〜(東名高速・名阪国道)〜上本町バスターミナル〜あべの橋バスステーション でした。
のちに経路変更により
横浜駅西口〜(東名・名神高速)〜JR茨木駅〜阪急茨木市駅〜湊町バスターミナル〜(上本町バスターミナル…復路のみ)〜あべの橋バスステーション となっています。
2001年3月31日のユニバーサルスタジオジャパン(USJ)のオープンに合わせ、3.30出発から大阪行のみUSJまで延長されました。
開設当初は、各路線とも専用車両が用意されていましたが、現在は共通のデザインの車両になっています。
2007年4月18日に廃止になっています。

横浜〜丸亀(トリトン号) (共同運行=琴平参宮電鉄・運行距離=755.8km)

1990年12月21日に横浜駅西口〜(瀬戸大橋)〜坂出駅〜高松駅の運行を開始しました。当初の共同運行会社は、瀬戸大橋高速バスでした。専用車の塗装は瀬戸内海に浮かぶ島々をイメージしたデザインでした。
2001年12月20日より、横浜駅西口〜(明石海峡大橋)〜大内〜高松駅〜坂出駅〜丸亀駅・丸亀バスセンター に経路・行先が変更されました。
2007年6月15日に廃止になっています。

横浜〜金沢(ラピュータ号) (共同運行=北陸鉄道・運行距離=584.2km)


(左)1989.8 横浜駅西口(北陸鉄道車) (右)1999.9 横浜駅西口(北陸鉄道車)
1989年7月29日に運行を開始、昼夜行の2便(相鉄は横浜発夜行・金沢発昼行を担当)運行でしたが、2000年3月に昼行便を廃止、全路線夜行のみの運行となりました。
運行経路は
横浜駅西口〜(東名高速・北陸道)〜金沢市内(片町〜香林坊〜武蔵ヶ辻)〜金沢駅 で、のちに北陸小松(北陸道・小松I..C.)が追加され、2000年4月28日から、尼御前(北陸道・尼御前S.A.)と松任海浜公園(同・徳光P.A.)の2停留所が追加されました。
2007年9月30日に廃止になっています。

運行当初は、左のデザイン(チラシより)の4列シートの車両を使用していましたが、現在は他路線と同じ3列シート車になっています。

横浜〜田沢湖(レイク&ポート号) (共同運行=羽後交通・運行距離=647.5km)

1989.8 横浜駅西口(相鉄車)
1989年7月20日に運行を開始した、2路線目の高速バスです。
当初の運行経路は
横浜駅西口〜(東北道)〜横手バスターミナル〜大曲バスターミナル〜角館営業所〜田沢湖ターミナル でしたが、のちに経由地変更等があり
横浜駅西口〜東京・浜松町バスターミナル〜(東北道・秋田道)〜山内(さんない)〜横手バスターミナル〜六郷〜大曲バスターミナル〜なかせん〜角館営業所〜田沢湖ターミナル となっています。
羽後交通では「ボルボ・アステロ−ぺ」(車体は富士重)を使用していたためか、同じ富士重車体のいすゞ車を専用車としていました。

このバスがとりもつ縁(?)で、相鉄ジョイナスで田沢湖などの物産販売イベントが開催されるようになりました。

2008年8月31日に廃止になっています。(08年4月以降は羽後交通に運行委託していた。)

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記念品
1999年、高速バス運行10周年を記念して、相鉄便利用客に配られたクリアファイル
(職場の方の所有)

チラシいろいろ

(左から)
大阪線運行開始時・田沢湖線運行開始時・金沢線運行開始時・田沢湖線(羽後交通)・徳山、高松線運行開始時

番外
1991〜93年ごろ、夏の帰省シーズンに札幌行のバスが会員募集の貸切運行として運転されました。各シーズンとも1回、片道のみの運行で、横浜(バスセンター)を午前10時ごろ出発、東北道で青森まで行き、フェリーで函館へ渡り、国道5・36号などを走行し、翌日午後3時ごろ到着というものでした。金額は15,000円と記憶しています。

 

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